いつの間にか家の電灯に蜘蛛が巣を張っていた。
はじめは巣を壊してしまおうかとも思ったが、見ている内に何だか可哀相な気がして、そして虫もとってくれるのでしばらく様子をみることに。
おそらくはジョロウグモのオス。
しかし、家の中はそんなに虫がいるわけでもなく、そのうち餌にありつけない日が続く。
それでも蜘蛛の巣の中心でジッと獲物が掛かるのを待つ日々…。
ある日ふとテーブルで見つけた小さな虫を捕まえて蜘蛛の巣の端っこにつけてみた。
ジタバタする小さな虫の振動をいち早く察知し、素早く獲物に向かって来たかと思いきや今度は獲物を口にくわえて素早くまた自分のいた中央に戻り、それからはゆっくりじっくりお食事タイム。
それからはたまに小さな虫を見つけると蜘蛛の巣につけるようにしている。
しかし私も虫が苦手でやっとの思いで捕まえるのだが、これまた虫の方も必死でなかなか上手く巣につけられない。
何度か失敗を重ねるうちに弱々しい蜘蛛の巣が破れてしまったりでさらに上手くいかない。
そしてある日、今度は私の不注意でウッカリ巣を半分くらい壊してしまった。
ただでさえ餌が少ないのに…。どうか早く巣の修繕をっ!(>_<)
すると夜中、コソコソと蜘蛛の巣を張替えている。
またその巣を張る様子が面白く、思わず観察。
朝起きたらすっかり前よりもさらに大きい巣を作り終えていた。
…でもまた壊してしまいそう。
餌の食べ方も見てると興味深い。
必ず自分の定位置で食事をするのだけれど、糸を虫の体にクルクルと縛り付けながら食し、そして残りの死骸はちゃんと置き場が決まっていてみんなそこに集めてある。
意外と整理整頓さんなのだ。
本来は外に逃がしてあげるのが一番なのだろうが、見ていることはできても捕まえるのはまだ怖い。
ウ〜ン、どーしよーか。。。