さびちゃんが旅立って1週間経とうとしています
ここ1週間、何にもする気になれず、仕事は迷惑かけられないので何とかこなしているものの、家に帰るとボーっとしてます。。。
最期の日、膝に抱っこしてもさびはぼんやりとしていて、体はだらんと虚脱状態。
でもちゃんと意識はあって、静かな所に寝かせても自分で部屋の隅に行ってへたりこんでました。
仕事に行く前、「ご飯入れとくから元気が出たらちょっとでも食べてね。いってきます。」
と、声を掛けるとこちらを振り向き声にならない声で鳴きました。
それが最期のあいさつでした・・・。
仕事が終わって、病院に連れて行こうと速攻で帰ったのですが、
帰って呼んでも返事はありませんでした。
探すと勝手口の隙間のコンクリートに横たわっていたので、寝ているのだと思い触るとすでに体はひんやり冷たくなっていました。
すぐ死んでいるのがわかり、しばらくは泣き崩れてうろたえていました。
そして硬くなった体を抱っこして部屋の座布団の上にそっと寝かせました。
その体はまだ綺麗で毛並みも良くて。
とても死んでいるとは思えない。
猫のぬいぐるみか剥製のようでした。
顔をそっと拭くと口の周りに少し血が付いてました。
死ぬ直前に吐血したのかな。。。
でもそれ以外は汚れている所はなく、とても綺麗でした。
かかりつけの病院に電話して先生に経緯を説明しましたが、死んだことを少し驚いていたものの、いたって冷静な対応でますます悲しくなりました。
こんなに悲しんでいるのは私だけ・・・そう思いました。
結局はっきりした死因は分からぬまま。
こんなに早く死んじゃうなんて思いもしませんでした。
これから病気をつきとめて、これからどのようにしたらこの子が快適に苦痛が少なく過ごせるように治療方法を考えていかなければ、と思っていた矢先でした。
本当にこれから、と思っていたのに・・・。
最近までご飯も食べて、甘えて膝に乗って、他の猫たちとみんなで仲良く寝てました。
この子が死ぬことなんか考えられなかった。そのくらい元気でした。
いまだに死んだことをしっかりと受け止められない。
死んだとか、ウソでしょ?
みんなの中にまぎれているかもしれない、でも見渡してみてもどこにもいない・・・。
私の膝の上にピッタリフィットして、女の子らしくやわらかい体と毛並み。
でも気は強くて他の子とケンカしても負けることはありませんでした。
私に甘えるときはよく私の手をかんだり、髪の毛を引っ張って引きちぎるのが好きでした。
歯ぐきのマッサージをしてあげると気持ちよさそうに目を細めてゴロゴロ言ってました。
今でもなんで、どうして、という気持ちでいっぱい。
なんでこの子が・・・?
何も手が付かない状態でも、残った7匹の猫は生きています。
餌を摂取し、排泄もします。
どんなに悲しくとも世話はしなければいけません。
でもそのことが私を何とかふるい立たせています。
不思議とさびが死んだあと数日、他の猫たちが入れ代わりたち代わり私の膝に乗ってきてまるで癒しにきてくれるよう。
みんな、ありがとう。。。
さびが死ぬ前、本当は来週のアイスショーのときさびの状態によっては行くのをやめようと考えてました。
まだ気分は晴れないけれど、来週までにちょっとでも元気を出してスケーターの方たちから、羽生クンから元気をもらいに行こうと思ってます。